東北歴史博物館




環境の確保

JR線と計画道路から、敷地内の静けさを守るために施設を細長く、くの字型に配置して遮音と平坦部に一定の広さを確保する。遮音には、閉鎖性の高い展示、収蔵部門の施設を配置し、共用空間に生気の有る環境を創りだしている。また、屋外の公園ともコート、テラス、ガラス屋根などで結ばれて環境の一体化が図られている。

 

20万人の来館者にゆとりと潤いを、

来館者の動線は全て1階にまとめ、共用スペースでの来館者の密度を低く分散が起こるように、共用空間に解放性と回遊性を高め、中庭を回廊が包んでエントランスホール、展示ロヒロビーを線上に配置し、200mの歩行空間をゆっくりと、それぞれの施設に向かう動線とした。 また、透明な共用空間からは館内を人目で理解できるものである。


 

シンボル性について

この施設の用途上、シンボルの質は、思考であり、未来であり、創造的であらなければならない。 共用空間の、くの字に伸びる透明な空間は周辺施設群の間にあって、無の空間であり無限の創造を促すシンボルとなるデザインであり、歴史を短縮してイメージできる空間として設計されているる。 施設間に架けられる梁によって創られる200mに及ぶ空間は、日本古来の鳥居の林立する参道空間とイメージを同質している。また、環境計画、動線計画、機能計画などすべてにマトリックス的な関係を深めてシンボル効果を発揮する装置である。

 

空間構成   歴史から・・・未来(創造)へ

施設群の多くが閉鎖性の強い用途であるので、機能、用途、ボリュームごとに5ブロックに分棟して配置し、それぞれの外周壁を共用空間の主要素として活用させている。 20m×200mの共用空間がそれぞれの施設の動線並びに心理の両面において有機的に結ばれ全てを集束する役割として位置づけられ、当施設計画の基本理念に応える提案の全ての基となっている。

構造概要

施設群を用途、ボリュームに分類して、5ブロックに独立させている。 平屋部分は門型ラーメンを5m間隔に設ける。 調査、研究、資料管理部門の2階建て部分は2方向ラーメンである。 それぞれの外壁はタイル打ち込みの2.5×5.0mプレキャストパネルを横張りに現場で組み立てられる。 屋根には鉄骨フレームと断熱板による2.5×5.0mのパネルにカラーステンレスで被覆されたシステムパネルによって組み立てられる。 共用部分は周辺施設間に梁を渡して、ガラス屋根で覆われる。




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